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肩こりに湿布って効くの?(神奈川区 大口 白楽)|大口・白楽ゼロスポ鍼灸整骨院・整体院
こんにちは!
7月23日からいよいよ東京オリンピックが始まり、そろそろ1週間が経ちます。
みなさまも開会式や各種競技をご自宅のテレビで観戦しているかと思います。
長くテレビを見ていたり、コロナ禍によって在宅ワークでパソコン作業をしていたりすると肩こりになりませんか?
当院では、よく「肩こりって湿布貼っていいの?」と言う質問を受けます。
なので今回のブログは、湿布が肩こりに効くのか について書かせていただきます。
そもそも湿布って何?
まずはここからだと思います。
薬効成分が表面に塗布されており、ある程度の水分を多く含ませ肌へ密着させることにより効率的に薬効成分が浸透します。
以前には馬肉のスライスが打ち身などに効くとして湿布がわりに代用していたそうです。
湿布は大きく冷湿布と温湿布に分けられ使い分けは以下の通りになります。
冷湿布:主に消炎・鎮痛効果があります。冷たく感じるのはメントールやハッカ油などが皮膚の冷感点を刺激するためです。
温湿布:主に血行改善を狙ったもので、カプサイシンなどの温感点を刺激する成分が含まれています。
これらの成分は皮膚の感覚に違いを出す作用があります。実際にどちらの湿布も皮膚の温度を2、3度の変化はあります。
そして形状と貼る箇所によって種類を変えるのも特徴です。
ハップ剤:水分を含んだ粘着層が皮膚との密着面にあるのが特徴です。湿布と言えばの形状をしていますね。
ハップ剤は比較的剥がれやすいので関節部にかからないようなフラットな面に貼るのが基本です。
テープ剤:発布剤のように水分層が存在しないテープ状のものです。基本的に衣服との摩擦が気にならず貼っている違和感も
覚えにくい湿布です。密着性が高いところから関節面に貼ることもできます。ただその高い密着性のため剥がす際は
注意が必要です。
ちなみに現在病院などで処方される湿布は第二世代の湿布と言われています。
この第二世代の湿布には強力な非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を配合されたものです。発赤や熱感があるような強い炎症反応が見受けられる場合は著効は期待できませんが、適切なタイミングで使用すれば強い鎮痛効果を発揮します。
では肩こりに効く湿布は?
それは ”湿布で肩こりの改善は期待できません” と言うことです!
そもそも肩こりは不良姿勢などで僧帽筋や肩甲挙筋などの筋内圧が高まり血行不良に陥ることにより起こります。
メントール・ハッカ油・カプサイシンなどこれらの成分は皮膚の感覚に違いを出す作用があります。実際にどちらの湿布も皮膚の温度を2、3度の変化はあります。ですが、血流改善ができるほどの筋内温度の変化は見られません。
つまりどちらの湿布も筋肉のコリを直接的に改善できる効果はないと言われています。
ですが使用環境で感じ方が変わるのも事実あります。
寒い場所で冷湿布を肩に貼ると更に感じる温度は寒くなり、肩をすくませて肩こりがひどくなってしまう場合があります。
逆に温湿布はポカポカとするので、慢性的な肩こりや腰痛には心地よく感じます。
上記で記載した通りで、温湿布・冷湿布ともに効果に違いはないためその場の環境やお好みで試してみるのが良いですね。
最後に
あくまで、湿布は対処療法にしかすぎず原因を改善するものではありません。
上記でもありますが、肩こりは不良姿勢などにより僧帽筋や肩甲挙筋の筋内圧が高まり血行不良に陥ることにより起こります。
なのでそういった問題を改善するのが肩こりの場合は最適です。
当院では、肩こりの原因をしっかりと検査し、健やかな状態に向けて施術を行います。
大口・白楽で肩こりにお悩みの方、病院に行っても治らない方、
神奈川区 ゼロスポ鍼灸整骨院 大口 白楽までご相談ください!